作品:たんぽぽな人《singsong:Tempa chidow/since.2017》上の▶️印をクリック♫


 長雨にいよいよ秋も深まり 本州より紅葉の遅い熊本でも
山々を青く染めていた落葉樹の葉が 緑から黄色に変わり始めています。
 夜は夜とて虫の音の混声合唱が Monday gatheringスカイプ会議での
BGMとして会話の中に自然と溶け込んでいます。

 さて そんな虫の音と同調する夜 ライフワークの一つである
「作曲の締切り」を知らせる脳のスイッチが点滅し始めます。
秋が深まるたび頻繁に年末のことがチラつき出し
それに伴い「作曲の締切り」のキーワードが頭に点灯するのです。
 「作曲の締切り」とは 的確な表現がないので こう呼んでいますが
実は富士山に移住した時に 音楽家としての自分に誓った
言わば天波魂との大切な約束なのです。
 とは言っても そんなに大げさで厳格なものではありません。
ただ自分を音楽家だの!作曲家だの!農明シンガーだのと名乗る以上
例え生活の生業が別のことであっても
「最低一年に一曲ぐらいは新曲を産みステージ上で歌ってみろョ!」との
自分自信に戒めの願を掛けた 低くて緩い誓いなのです。

 話は前後してしまいますが 
十歳で抱いた作曲家への憧れも 夢叶い二十歳で作曲家にはなれました。
しかし 職業人としての芸能界には 体質が合わず十年足らず卒業し
ついでに故郷の東京にも卒業を宣言し 富士山の山中湖に移住します。
 でもこの移住をきっかけに独立独歩なマイウェーイが始まるのです。

 まぁ当初からそうであった様に 曲作りに無我夢中で没頭している。
そんな時がボクの一番の至福の時ですから…仕事になろうがなるまいが
ただ仕上げたい一心で曲作りをして来ました。
 だからこそ この歳になっても続けることが出来るのだと思いますし
最終締切りを毎年師走と決め このことを守ろうとすることで
ボクの分身としての愛すべき多くの作品が今も誕生して来ているのです。


 

こう考えると これからも「やめられまへんナ〜!」
「作曲の締切り」とはこんな感じのことです。
長い説明になってしまいごめんでした。

 芸術系のお仕事に携わる人は分かると思いますが
ある程度依頼者側より締切り期限を切って貰わないと
作者側も中々精神統一のきっかけがつかめず
具体的な製作活動に入れないのが本音です。勿論タイプもあるでしょうが…
 と言って締切りに余裕があっても 結局は締切り日のギリギリまで
手につかないのもクリエーターの本音でしょう。
辛くて苦しい締切りって一体なんなのでしょうネ?

 もちろん仕事として依頼を受ければ
人との約束事ですから是が非でも締切りは守ります。
 でもそれが自分との約束となると ついつい仕事時間を優先してしまい
魂との約束のはずが後回しになってしまうものです。
 そんなこんなで毎年この時期になると 「早く一曲作らなくっちゃ!」と
気ばかりが急くあまり 「何も浮かばない!出来ないョ!」と
頭をボリボリ掻きながらスランプによく落ち込みました。
 でも そんな時でも魂の約束だけは貫きたい!
自分に嘘はつきたくない!つけない!と
本箱にある過去の未完成曲を引っ張り出してきては
歌詞の変更やメロディーの再編曲等をして来ました。
 ところが今年は早々と六月の時点で二曲も誕生しましたので
この夏のMoving Dragon Tour.No.14でも早速新曲を
お恥ずかしながらお披露目させて頂きました。

 そんな訳で最後に天波の分身として誕生した二曲をご紹介しますネ。
一曲目は『たんぽぽな人』と言うタイトルで
七〇年代によく耳にした西海岸的な軽快でメローな曲調に
晴れ渡った初夏の空が想い浮かぶ様な…
そんな開放的な歌詞をイメージしてみました。

 『たんぽぽな人』 詞・作曲 天波地動

空に憧れた恋人
鳥の声に誘い誘われながら
雲の移り気な友だち
カラストンビいつも仲良くケンカ

 たんぽぽの花なら
 傍にいてくれたのに
 綿毛のパラシュートに風受けて
 夢見るたんぽぽな
 ダンディライオン

空に憧れた恋人
鳥の声に誘い誘われながら

 たんぽぽの花なら
 傍にいてくれたのに
 綿毛のパラシュートに風受けて
 夢見るたんぽぽな
 ダンディライオン

種よ風に乗り世界へ
愛と勇気信じ今旅立とう
空に憧れた恋人
鳥の声に誘い誘われながら…。

 二曲目は「野菜の歌」シリーズの一曲で情熱的でミステリアスな
作品になりました。今回は残念ですが音源は添付出来ませんが
聞いてみたい人は是非ライブに足を運んで下さると嬉しいです。

  『あれモロヘイヤ』  詞・作曲 天波地動

 ネバレ ネバレ ネバレ 右に斜めに
 回すだけで ウォウウォーオ
 キミもボクもとけて ピラミッドの中に

 ネバレ ネバレ ネバレ 糸の幕引き
 玉子かけて ウォウウォーオ
 王の野菜だから 愛情持って食べて

軽くお湯に通し サッと抱きagain
みじん切りにタントントントン と
醤油にオカカでブレリア
心 身体 全てNever give up
WOW WOW WOW WOO バイレ

*repeat   【間 奏】

 ネバレ ネレバ バレネ 古代エジプト
 クレオパトラ ウォウウォーオ
 綺麗 秘密 愛の モロヘイヤの様に

軽くお湯に通し サッと抱きagain
みじん切りにタントントントン と
ムーンライト&ヴィーナス&ブレリア
心 身体 全てNever give up
WOW WOW WOO バイレ *repeat。

 *ご視聴並びに ご拝読ありがとうございました。
  現在試行錯誤しながら三曲目に突入しています。
  「作曲の締切り」に間に合うように…!

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カテゴリー: 天波ジャーナル

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