ご報告遅れてごめんなさい。
2月5日に実践した「焼き杉ワークショップ」は
芦北町はもちろん熊本市内や仕事を兼ねて
関東からの参加者もあり和やかに無事成功しました😍

 では作業手順を追って流れを説明していきますネ👋
❶かつては現場で大工さんが焼いていたそうで
 杉板三枚を
三角柱型に組み合わせ、
 本来なら
燃えないよう濡らした縄で縛るのですが、
 今回は針金を使用しました!

❷板を重ねた部分に隙間はないか?あれば針金を絞めます。
 煙突の入り口になる下に、丸めた新聞紙を詰めて点火します。
 かつては新聞紙ではなく鉋屑(かんなくず)が使われていました。
❸三角柱を立てると煙突状になった板の内側が
  燃え始めます。炎の出が弱い箇所には
  板と板の間に鎌を差し込んで
  隙間をこじ開け、空気を送り込みます。
❹杉板の乾燥状態にもよりますが、燃焼時間は約5分程度です。
 板の表面が十分に焼けたら、
三角柱を寝かせて縄を解き
 水をかけて板の表面を冷やします。
 これで乾燥させれば外壁の外板として完成です👌
仕上がりはどんな感じになるのか、
ちょっとズームアップして覗いて見ましょうか!
 どうですか⁉️凄くないですか⁉️
ボクには古代ギリシャの騎士達がプレートアーマー(鎧)を着け
「家の中には絶対入れないぞ!」と護ってくれる様に見えます😍

 では何故こんな手間をかけて、綺麗な板を焼いたのでしょうか?
焼き杉 (やきすぎ)とは、耐久性を増すために
板の表面を焼き焦がし炭素層を人為的に形成した物です。
 焼板とも言う、この技法は
滋賀県より西の地域で使用される伝統技法で
外壁の下見板や土中に埋まる土留め板などに用いられます。
 何故か?東日本には伝わっておらず
関東地方で同様の仕上げをする場合には
墨を塗る手法が用いられています。
 焼き杉の真っ黒な仕上げは世界的にも珍しく
その起源や西日本にしか伝わっていない
理由については明らかになっていないとのことです😅。

 それでは皆さんの働きを労って
『山幸鍋』を食べながらライブパーリーを楽しみましょう♬🎸
 こうして 『古民家活用塾』✴焼き杉ワークショップ✴ 
       かしぇ してくれん どか!は
       無事お開きとなりました。
途中参加してくれた人も含め、皆様お疲れ様でした
また何かの折には かしぇ してくれん どか〜!🙏

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