作品名:飛魚を見た日write & song by:天波地動/with water workssince.1976
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 長いナ〜と感じていた
今年の冬もやっと終わり

春の気配と初夏の気配が
交差しながらの…花曇りの菜種梅雨…☔️
 放射冷却での霧も晴れ
緑のびる木々と山々が目の前に現れます。

 辛うじて稲作のできる谷あいの箙瀬には
幾重もに連なり開墾された
棚田の跡らしき野づら積みが見て伺えます。
 でも
今は大半がスギやヒノキの山へと
すっかりその姿を変えてしまっていますけどネ…😅

 聞く所によると50年程前を境に
300数世帯近くあった箙瀬の集落も
高度成長時での都会からの引き潮にさらわれ
世帯数も徐々にその数を減らしていったそうです😥
 20数年前にボク等が移住して来た時点で
ほぼ10分の1の38世帯まで減少していました。

そして ついに3年前の芦北豪雨災害を最終段階に

限界集落の7世帯となってしまったのですだす…😥

 この谷の一角にある耕作放棄地の5反部を借り
田んぼだった痩せた土と戯れること18年。
甘えん坊の野菜たちが育つ畑に返えす努力を
その日を楽しみにやって来たつもりです😅
 草を払っては鋤込んだり焼いたりして…
その場で循環する落ち葉や生物の亡骸を
命の素である土として積み上げて来ました💪😅
 そんな努力の甲斐あってか
到底売り物にはなりませんが
不揃いな野菜なら育つ様には何とかなりました🍆 

 でも…ここ数年はその努力も虚しく
前述の豪雨「芦北ヘビーレイン」での
急速な過疎化を一番の要因として
鹿・猪・穴熊・カラス等からの獣害被害が急増し
野菜が作りにくくなってしまったのです…😥
 野菜だけではありません。
花や果実が楽しみの水仙や紫陽花・ブルーベリー等
若葉と言う若葉を根こそぎ食べられる始末です😤
 それでもこの美しい棚田を
ボクは畠に返してゆくと決めていましたので

達成を祈願して あの日「棚畠(たなばた)」と
希望ある名前を付けておいたのです✨
 だからなのでしょうか…その様に言霊は飛び
最近では七段の畠が まるで七夕飾りの様に
それぞれの願いを短冊に託した
その季節ながらの山野草たちが育ち
次々と花を咲かせてくれる様になったのです🌼💕🌺

 お昼近くウグイスの初鳴きが聞こえました。
その方向に目をやると 
さっきまでの青空が
いつのまにかモヤの様に霞む
黄砂の空へと変わっているではありませんか😷
 黄砂もウグイスも隣国中国から飛来して来る
季節を象徴する自然現象の一つです!

 もしやの…もしや…?
ウグイスたちは
黄砂やPM2.5から逃れる為に
日本に避難して来ているのかも知れませんぞョ…😎

 話は少々脇道に逸れますが
世界一人口が多い国だった中国を
まもなく追い越すインドのニューデリーで働く
友人からの話です…!
 もの凄い勢いで都市に人口が集中し
急激な都市化が始まっているインドでは🌆
 ボク等世代の日本も高度成長期に味わった
急激な経済発展に伴う環境整備が追いつかず
街中がスモッグの影に覆われてしまい
息苦しい毎日を送っているとのことでした…😷

 北半球は生物として益々活発になってゆく
春へと季節を巡らせて行きます🌏
 生命活動が更に活力を増せば増すほど
当然 廃棄・排出・拡散される
チリやホコリやゴミと言った

人の思いが届かない「影の物」も増えてしまいます。
 そして 人々はいつしかその影に困惑され
バラバラになり個の世界に閉じこもってゆくのです…😎

 そうなりたくないボクは
影に光を当て風を通す循環型のライフスタイルを
目指して行くことが人生大切なんだろうナと考へ
ボクらしい農的暮らしを今も模索しているのです…😅

 

 恒例2月4日の節分に蒔いた
混合雑多な種たちの芽が顔を出し
その姿をあらわにし始めています🌱
 中には早過ぎる瓜科の双葉を見かけ
「ごめんナ!何とか生き延びろョ!」と
励ましながら…一息入れ山を見上げます。
 霞んだ緑のモザイク画のあちこちに
いよいよ山桜が咲き始めていました。

 「心待ち 春をわくわく 山桜」

 鍬を振り上げ振り下ろし雑草の根ごと引き上げ
根に着いた少し湿った細かな土を振り落とします。
 雑草には本当ゴメンだけど隅に固めておいて
乾燥したら
焚き火に入れて燃やしてしまいます🔥
 まぁ本来は雑草なんていなくて
調べて見れば みんな名前をちゃんと持った
それぞれに役割のある植物なのですがネ!
その役割や有益性にボクが気付けずゴメンです…🙏
 まぁ言い訳になりますが
イバラ系や棘のある雑草の
ママコノシリヌグイやススキの様に
蔓延ったら面倒な雑草たちに
失敬して貰うだけなのですがネ…🙏

 サッカーグランドの広さに匹敵する
五反もある畑の草取りを鎌と鍬一丁でやるのは
この歳となっては いささか一苦労ですので
2〜3反を回しながら輪作しています。
 それが年齢に相応しい野良志事だと
老化防止のリハビリを兼ねてやっています…💪😅🍅

 そんな雑草の中でも可愛いとか…面白いとか… 
何故だか愛しいとまで感じる草があるのです。
そんな名の知らぬ草花は まずは写真に撮り
家に帰ってから
植物図鑑とにらめっこです!
 最近ではアプリを利用して植物の画像を送れば
即座に情報を
返信してくれるサービスもありますが
それでは他力本願で記憶に残らないと
 名前などの周辺情報が判るまで
結構ネットサーフィンもすることもしばしです!
 でも時間を費やし苦労し…やっとの思いで
探し当てた…その喜びが心地良くて嬉しくて
バカなボクでも覚えられるのだと思っています…😜

 そして そんな中には 昔の人は食べていた
野草がたくさんあることを知りました。
 なので名前が判った雑草は野草として区分し
別の場所に植え替えています。
 例えば「スベリヒユ」と言う野草
日当たりの良い畑や道端に自然に
生えてくる現代農業では雑草扱いの草です!
 でも料理法や薬効等を知り食べてみると
ワラビやゼンマイと言った山菜に似ていて
お浸しでとっても美味しい野草でしたョ😋
 形状も松葉ボタンに似ていたので
花を楽しみにしていましたら
ピンクや黄色のちっちゃな花を
初夏から初秋まで次々咲かせていました💕

 三寒四温の時を越へ

未来のいのちが芽吹きます🌱🌱🌱

優先的に若者へ栄養を回す春です!

そして 美しい花を咲かせて貰もらいましょうョ💕

未来につながるいのちの花を…🌸🌺🌼

なので我ら年寄りは 

土となって若者を見守ってゆきましょうネ💕✌️

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カテゴリー: 天波ジャーナル

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