作品名:In my season《song by:Tempa chidow/since.1979》上の▶️印をクリック♫
2018年は伊勢の英虞湾から昇る日の出でスタートです。
 今年の正月は京都での〜んびりすることが出来て
なんと初夢を3本立てで見ました。
一つ目は安倍首相がビットコインで大損する夢。
二つ目はある小人がオオトカゲを助ける夢。
三つ目は詩とお話しにして書き留めておきました。
意味不明ではありますが
新年のご挨拶に変へ アップ致しますので
初笑いにどうぞお付合い下さい! 😆 😜

「一つの言葉に 人はすれ違い
 一つの言葉で 君と仲直り
 一つの言葉に 独り涙し
 一つの言葉で みんなも笑う
 一つの言葉に 自ら頭が下がり
 一つの言葉で 世界がいきり立つ
 言葉のひとつ ひとつには
 その人 その人の心が宿っているんだナ。」
🐰🐰🐰『崖を跳んだ天(アマ)ウサギ』🐰🐰🐰

 天ウサギたちは 大きな川が流れる谷間の里
「どれみ村」の竜頭山の崖の穴で昔から暮らしていました。
 ここ数年続いた天候不順に天ウサギたちは
毎日満足なものも食べられず朝から晩まで山を飛び廻り
時々山を下り里へ出かけては お百姓さんが作る大切な野菜を
こっそり食べにもいっていました。

 そんな ある日 どうしようもなくお腹が減って
野菜を食べてしまっているところを
お百姓さんと子供たちに見つかってしまったのです。
 天ウサギの仲間たちは 慌てて一斉に人参畑を逃げ回ります。
逃げると言うより子供たちの声や鍋蓋や竹棒を叩く
けたたましい音に追われる様に土手の方へと囲まれてゆきます。

 慎重で亀の様な性格をしていた一羽の天ウサギの「サクンド」君だけは
その一部始終を大きな白菜の陰で鼻をビビらせて見ていました。 
 仲間たちは見る見る内に 子供たちに行く手を狭まれ
一番近い土手へと追い込まれます。
我先にと土手をピョンピョン駆け登ってゆきますが
登りきったところにお百姓さんが待っていて
大きな網で次から次へと仲間をすくっていってしまったのです。
 それを見たサクンド君は 耳が立つほど怖くなってしまい
こっそり違う土手の方に逃げようと思いました。
しかし ふと思い留まり⁉️ どうせ大変で危険なのだったら
子供たちが登って来た苦手な崖縁の下り坂を逃げようと
白菜をかじりながら一大決心をしました。

 苦手な下り坂は焦れば焦るほど前のめりになって走れません。
それどころか何度も顔を地面に打つありさまです。
そこでサクンド君は恐る恐る一歩跳んでは
後ろ足に重心を移しブレーキを掛けて見ることにしてみました。
「お〜これなら何とか進めるぞ!」と二歩三歩進むうちにコツを掴み
急なブレーキではなく滑りながらブレーキをかける
そんな技も体得してしまいました。
 サクンド君は調子に乗りピョン!スー!キュ!と坂を逃げました。
人の匂いもしなくなったと安心して気をゆるめた…そのとたんでした!
目測を誤ったサクンド君はオーバーランしてしまい
崖を飛び出してしまったのです。

 あ〜ぁ残念ながらサクンド君は 谷底目指し落ちていってしまいました。
深い谷をゆ〜くりと落ちる間 サクンド君には
家族や仲間たちと過ごした楽しい思い出がはっきり浮かんできました。
 目をまっ赤にしながらサクンド君は 胸だけでなくペコペコのお腹の中も
もっと想い出で一杯になれば良いナと 大きく大きく息を吸い込みました。

 すると奇跡が起こったのです。天ウサギを守護するご先祖様が現れ
「天ウサギの子孫たちョ!慌てるでない もっともっと厳しい時代を
わし等もそのまた前のご先祖も乗り越えてきたんじゃぞ!
だからお前がいるのじゃぞ!
 前が見えなくなったら 後ろを感じながら進めば良いのじゃ!
そして 自分の中の真っ白な天ウサギの本能を呼び戻すのじゃ!
愛しい人を思い勇気をもって己の明日に立ち向かい挑むのじゃ!
 よいか!窮地の時は 必ずわし等が後押ししていることを
決して忘れるでないぞ!」

 ご先祖の声を聞いたサクンド君は
何があっても最後まであきらめないぞ!と決心し
もう一度大きく深呼吸をしました。
 すると空腹だったことが幸いしたのでしょう
サクンド君の身体は見る見るうちに 胸・お腹だけでなく
耳までもが膨らみパラシュートの様になったのです。

 そうなのです。実は天ウサギのご先祖はモモンガだったのでした。
その後 サクンド君は 他の天ウサギたちにもこのことを教え
今では隣の山へも自由に飛んでいける様になり
どれみ村の竜頭山の崖で幸せに暮らしているとさ…。
                   おしまい。
 正月明け早々 虹を見るラッキーにも巡り会い 今年は素敵なことが起こるような予感がします。
新年早々天波の田和言に お付合い下さいまして誠にありがとうございました。
 世界人口が増加する中での人口減少を迎える日本。
そのことによって少子高齢化社会と言う
分母が大きく変わる時代の潮流をどう乗り越えてゆくのか…⁉︎
相次ぐ天候異変・天変地異・世界経済の二番底・また北朝鮮との緊張関係も含め
更なる問題も生まれてきそうな気配を感じるご時勢です。
 ある意味では増々下り坂の傾斜がきつくなりそうな感じですョネ。
どうぞ皆さんも いざに備えたパラシュートを用意するのもさることながら
玄米と有機野菜を食べて身軽になっておくことを
是非お勧めし新年の初笑いの終わりとさせていただきアース。

皆さんにとって実り多き良い年であります様に…。

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カテゴリー: 天波ジャーナル

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